今週のトピック

「天の御国を目指して」2019年 7月 07日

ピリピ人へ手紙 3章 20節

「けれども、私たちの国籍は天にあります。
そこから主イエス・キリストが
救い主としておいでになるのを、
私たちは待ち望んでいます。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

最近、日常において、無意識の中で頭によぎる聖書のみことばがあります。「自分の宝は、天にたくわえなさい」というマタイの福音書6章20節の聖句です。

自宅で息子がそばに寄ってきてゲームを一緒にしているような時に。教会でメッセージの準備をしている最中に。電車を乗ってアルバイトに行く途中に。心の中に思い出され、「その通りだけれど、ではいったいどうすればよいのか」と思い巡らしたりしていました。

そのような心の葛藤が続く中、先週木曜日、A姉が天に召された知らせを受けました。病院に向かう車内で、姉の闘病生活を思い起こしました。困難な中、U礼拝に来会され、苦しい中であっても、「心は守られている」と証しされた事。天国への希望を支えに最期の時を迎えようとされていた先週月曜日、面会時に讃美歌を歌わさて頂き、それに聴き入り、うなずかれていた姿。それらを思い起こしていく時、それは私自身が求めていた「答え」が神さまから与えられたような気がしたのです。「私たちの宝は天にすでにあるのだ。主は今、見ておられる。だから私もすべてをゆだね、今、なすべきことをしよう」と。

地上にあって、私にできる事は少ないかもしれません。しかし、与えられた時間で、与えられた関係の中で、私は主に結果をゆだね、「愛する」道を歩みたいです。今、天におられるイエス様を思い、小さなことであっても、そこに主の導きがあることに「平安」を覚えつつ・・・・。

(文=加藤信行 副牧師)


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