今週のトピック

「油断大敵」2019年 6月 30日

ピリピ人へ手紙 3章 12節(抜粋)

「私は、すでに得たのでもなく、
すでに完全にされているのでもありません。
ただ捕らえようとして、
追求しているのです。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

私の生活において、「車」は切っても切れないものです。だからいつも安全運転を強く意識しています。そしてそれが習慣となって、多くの事は無意識にできるようになってきたと思います(まだまだ足りませんが)。その一つが、バックをする時や、停車をする時に、ハザードランプを点灯させることです。

ここで問題になってくるのが、ちょうどそれが車を降りる直前にされる事です。運転が終わって、ほっとする瞬間、そこに油断が生まれがちなのでしょう。これまで消し忘れが多々あるのです。直さなくてはと思いますが、何度かバッテリー切れという憂き目にあってきました。意識をせずにできるのは感謝ですが、習慣化したところにも、問題が起きてしまうのです。

そこで最近、車を降りる前には意識的にチェックをしています。そして、上記のみことばがふと思い出されました。習慣化された信仰生活の中には、無意識に「自分は大丈夫」という油断が生まれやすいように思います。「神さまがいるから大丈夫」は真理ですが、同時に「私は間違うかもしれない」を意識しなくてはと思わされます。パウロでさえ、「私は、すでに完全にされているのではありません」と、自分の足りなさを認め、少しでも改善しようと追求していたことを告白しています。小さな油断が大ごとになる前に、信仰生活においても、「油断大敵」を覚える者でありたいと思います。

(文=加藤信行 副牧師)


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