今週のトピック
「微妙な匙(さじ)加減と恵み」2019年 5月 12日
伝道者の書 3章 13節
「また、人がみな、食べたり飲んだりし、
すべての労苦の中に
しあわせを見いだすこともまた神の賜物であることを。」
(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)
春になり、私にとって初めて経験する神さまからのささやかなプレゼントがあります。それはポインセチアのことです。
毎年クリスマスの折りに、ある方から頂いているポインセチアが一株ではあるのですが、枯れずに冬を越せました。それだけでなく、今年は初めて、散ってしまった葉の後から緑色の若い葉が出てきたのです。それを見つけたとき、小躍りをしてしまいたくなるぐらいに嬉しかったことを覚えています。
そもそもクリスマスに飾られるポインセチアですが、寒さにめっぽう弱く、冬を越させること自体、一苦労です。水揚も大変微妙で、冬の間はほとんど揚げなくてよいと教わったのですが、温かくなってくるとまた別です。冬の調子でいると、あっという間に枯れてしまい、これまで春には一株も残らないことが常だったのです。そこで、一昨年ぐらいから園芸に詳しい方の話を参考に、試行錯誤の水揚げと、枯れてくる葉を取ってしまうなどのお世話をしてきました。
そしてはじめて見る若葉です。私はこの事で「育てる」ことの難しさを学ばされてきましたし、同時に若葉が出てくるという喜びをも神さまは与えて下さいました。これらすべてを含めて、上記のみことばの通り「神の賜物」と言えるのでしょう。これからも主が与えて下さる恵みと「賜物」とに感謝していく歩みをしていきたいと願います。
(文=加藤信行 副牧師)
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