今週のトピック

「思いを込めた食卓」2019年 3月 31日

ピリピ人への手紙 4章 7節

「そうすれば、
人のすべての考えにまさる神の平安が、
あなたがたの心と思いを
キリスト・イエスにあって守ってくれます。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

先々週の土曜日に妻の父が緊急入院し、祈りの日々を過ごしてきました。家内は姉妹がたの愛のとりなしもあり、教会の奉仕をお休みさせていただき、5日間ほど大阪に滞在することができました。皆様のお祈りに心から感謝します。

その間、私が気がかりだったことがあります。一進一退を繰り返す義父の病状はもちろんそうです。それに加えて町田に残る息子がはじめて経験する「母」と離れて生活をするという経験に彼が耐えられるのかということでした。

そこで私が考えたのは、食事をいつも通りに作ろうという目標です。正直、台所に立つことが苦手で、美味しいものを作れる自信も毛頭なかったのですが、人間にとって食事の時間は心の健康にも密接な関わりがあると子育ての本で読んだことも覚えていたので、大変だとは思いましたが、祈りをもって私にできる事をしようと考えました。有難いことに、そのうち何食かは私の父母や姉妹方の助けをいただきました。そして残りの(特に朝食)食事作りを私自身の精一杯をもってやり通しました。

先週水曜日、「パパの料理はどうだった」とある方が聞かれたときに、彼は笑顔で「まあまあ」と(笑)。実際の味がどうこうというより、その時の表情を見て、気持ちは伝わっていたのかなと思わされました。私たちの心を守って下さった神さまのあわれみに感謝したいと思います。

(文=加藤信行 副牧師)


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