今週のトピック

「いつくしみ深いお方への賛美」2019年 1月 13日

詩篇 100篇 1-2節

「全地よ。主に向かって喜びの声をあげよ。
喜びをもって主に仕えよ。
喜び歌いつつ御前に来たれ。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

上記のみことばを読むときに、「全地」という言葉が印象的です。そこで思い起こされたのは私が中学生時代に合唱した「大地讃頌(さんしょう)」という曲です。“人の子ら、土(大地)に感謝せよ”と繰り返し、自分が生かされている大地に対して感謝を歌い、称える歌になっています。当時は、曲調が賛美歌と似ていることもあり、お気に入りの曲でした(今でも口ずさめるほど)。どちらも同じように雄大な自然を見渡し、そこから感謝と喜びがあふれてくることを表現する歌詞なのですが、改めて創造主なる神さまを信じているか、いないかで大きな違いがあることに気づかされます。全地は感謝をする対象ではなく、私たちと共に喜びの声をあげるべき被造物であると聖書は教えているのです。

では、なぜ「全地」は共に唯一の主を喜ぶことができるのでしょうか。それは、そのすべてを治めて下さっている主が「いつくしみ深く、その恵みはとこしえまで、その真実は代々に至る」(詩篇100篇5節)からです。私ひとりではなく、すべての人にあわれみ深いお方であられ、どんな時も親しく私たちを顧み、助けて下さるお方だからこそ、私たちはみなで賛美をすることができるのです。「いっしょに喜び合いましょう」と互いに語り合いながら。今自分が愛の中で生かされていることを心から喜びつつ、この主をお伝えしていきたいと願っています。

(文=加藤信行 副牧師、2019年1月11日トールサークルにおけるメッセージより引用)


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