今週のトピック

「貧しさと暖かさの中で生まれた」2018年 12月 30日

ルカの福音書 2章 12節

「あなたがたは、布にくるまって
飼い葉おけに寝ておられる
みどりごを見つけます」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

先聖日(12/23)はクリスマス礼拝をお捧げすることができ、救い主の降誕の恵みを覚え、本当に感謝でした。ところで、礼拝前には通常どおり教会学校が行われ、ユースたちとクリスマスのみことばを味わい、学んだのですが、そこでもこんな恵みがあったのです。

学びのテーマは「飼い葉桶に寝かされた救い主」。礼拝メッセージとは違い、その場で率直な感想や反応を生徒達から聞く事ができるのが、学びの輪の醍醐味です。その日も、私が「生まれたばかりのイエス様は、家畜の餌を入れるような粗末な桶に寝かされたんだよ。神様なのに貧しさのどん底のような場所、誰もが嫌がるようなところに生まれてくれたんだよ」と、主の謙遜、天の御位(みくらい)を捨てて、降られた恵みについてメッセージしていたのですが、ある生徒が何気なくこんな事を話してくれたのです。「でも”わら”のベットは暖かそうだし、肌触りも気持ち良さそうだよね」

正直、確かにそうだなと思わされました。そして、これも神様の教えておられることなのだとも思いました。どんなに厳しい状況でも、神さまは十分な恵みを備えることがお出来になられるのだと。ご自分の愛する御子が風邪などひくことがないように、暖かな寝床を用意されたのだと。この事は今を生きる私たちの信仰生活においても同じではないかと、考えさせられています。どんな時にも神さまの守りがあるのだと、改めてみことばから慰めを受けることができました。

(文=加藤信行 副牧師)


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