今週のトピック

「備えあれば憂いなし」2018年 9月 23日

申命記 11章 18節

「あなたがたは、
私のこのことばを
心とたましいに刻みつけ、
それをしるしとして手に結びつけ、
記章として額の上に置きなさい。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

ここ最近、天候が安定せず雨の日が続いています。朝から降っていればよいのですが、突然の大雨や夕方以降の雨は帰宅をする人たちに影響を与えていて、駅前のタクシー待ちの列をよく見かけます。

そのような時に私はあまり焦りません。と言うのも、持ち歩くバックに折り畳み傘を入れておくのを習慣にしているからです。手持ちの傘だとすぐにどこかに置き忘れたりするからという事もありますが、自分の身を守るためにそのようにしています。そしてもう一つ、バックに必ず携えているのが小さな新約聖書(Bible mini)です。どちらもそれほど重くなく、スペースもとらないので持ち歩きに大変便利です。

しかし私はその聖書をあまり開くことがありません。なぜなら携帯に聖書アプリを持っているので、出先ではそちらを読むことがほとんどだからです。ではその聖書を常に携えている理由は何かと言えば、上記のみことばにある、出エジプトの民が神さまに命じられた「しるし」と役割が似ているかなと思っています。

私自身、みことばの大切さを人に伝えながらも、生活の中でその思いが薄れてしまうことがあります。そのような日常の中で、バックの中身を出し入れするなら、私にみことばの大切さが直接目に入ってくるわけです。これも「備えあれば憂いなし」と言えるかもしれません。

(文=加藤信行 副牧師)


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