今週のトピック

「手元にある正確な状況アプリ」2018年 8月 19日

詩篇 119篇 129-130節

「あなたのさとしは奇しく、
それゆえ、私のたましいはそれを守ります。
みことばの戸が開くと、
光が差し込み、
わきまえのない者に悟りを与えます。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

先々週、お休みを頂いて大阪に泊りがけで出かけました。家内の義父母との交わりも祝福され、木曜日に帰路に就いたのですが、せっかくなので途中、琵琶湖の湖畔に立ち寄ってくることにしました。その景色は大変印象深いもので、波立つ水面とそびえる比叡山と鞍馬山、それらの上に霧のような『もや』が覆う様子は幻想的でした。

ぼーっとしばらく眺めていましたが「あのもや、もしかして雨じゃない?」と、ふと家内が言うので、スマートフォンの天気情報アプリで確認したのですが、それは確かに雨でした。周辺の雨雲実況によれば、目の前の山々に今まさに赤い表示の強い雨が降っているのです。自然の雄大さを目にしている感動を覚えつつ、改めて「何と便利なものが手元にあるのだろう」と考えさせられました。

同時に頭に浮かんだのは、私が日々の拠り所にしている聖書のみことばも、私自身の日常、「今の状況」を如実に写しているなあということです。最近、旧約の預言書を通読しています。そこには神様からの警告が繰り返されつつも、それに従えない人々への神様の取り扱いが記されています。あわれみが尽きない神様の励ましを覚えつつ、気づかされるのは、私自身が今抱えている問題の本質であり、なすべきことを躊躇している自分自身の状態です。あとは天気情報以上に正確な、神様が約束して下さっている希望を信じ、行動に移していきたいと願っています。

(文=加藤信行 副牧師)


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