マタイの福音書　25章 16節

「五タラント預かった者は、
すぐに行って、それで商売をして、
さらに五タラントもうけた」

(引用元：聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

もう半年ほど前になるでしょうか、教会の前の坂を下り信号を左折してすぐのところに、新しくコインパーキングができました。歩いて５分前後の場所にあり、便利なところにできたなと喜んでいたのですが、料金は少し割高に感じる設定でした。と言っても金額にして１００円、２００円の違いですので、時々利用をしていました。

ところが、３か月ほど経った頃に停めに行ったところ、100円安くなっていました。まだできたばかりでしたので、変更の早さに驚かされました。そして、周りの駐車場の料金を踏まえた上で、実際の利用者がどれくらいいるのかを実測値で確かめ、「これでもいける」と決めたのだなと推測し、その実施がすみやかなことに関心させられました。

これは私自身に言えることなのですが、みことばから示され、行動したほうがいいなと思わされても、すぐに行動に移せない弱さがあります。しっかりと状況を見極めることも大切なのですが、それを言い訳にして、積極的な愛のわざも、解決しなくてはいけない問題も放置してしまうことがあるのです。

「良いことをするのに遅すぎることはない」も確かに真実と言えますでしょう。しかし、みことばによって確信していることについては「すぐに」行動できるようになりたいと思います。そうするなら上記の例え話のように、豊かな祝福があるのだと示されています。

（文＝加藤信行 副牧師）

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