今週のトピック

「死で終わりではない」2018年 7月 15日

第1コリント人への手紙 15章55-57節

「『死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。
死よ。おまえのとげはどこにあるのか。』
死のとげは罪であり罪の力は律法です。
しかし、神に感謝すべきです。
神は、私たちの主イエス・キリストによって、
私たちに勝利を与えてくださいました。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

先聖日(7/8)、召天者記念礼拝が始まる直前に、ずっと病の癒しと回復のために祈ってきました教会のメンバーのIさんが天に召された連絡を受けました。覚悟はしていたつもりでしたが、すぐには受け入れることができず、松本牧師にお伝えした後も、何かの間違いではないかと頭の整理がつきませんでした。

そのような中で礼拝がはじまりました。「どうしてですか、神様」と心の中で祈りつつです。しかし天国の賛美を歌い、メッセージをお聞きしていくことで、前の日にIさんと手を握り、互いに交わした「また会いましょう」という約束は叶わなくなったのではなく、天国において果たせるのだと心に強く示されました。

翌日から葬儀の準備が進められました。前の晩の水曜礼拝・祈り会において、花々で飾られた棺を前にして、メッセージを取り継がせて頂きました。順番に学んできたヨハネの福音書の聖書箇所はイエスキリストの復活の記事です。十字架の大きな苦難と悲しみを越えた先にあったものは、罪と死に完全に勝利されたイエス様のお姿だった…。それは私たちクリスチャンにおいても、「死で終わりではない」のだという大いなる希望です。改めて、何にも代えがたい、主から与えられた永遠のいのちの尊さを覚えています。

(文=加藤信行 副牧師)


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