今週のトピック

「私たちの心を照らす光」2018年 6月 11日

コリント人への手紙第2 4章6節

「『光が、やみの中から輝き出よ』
と言われた神は、私たちの心を照らし、
キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を
輝かせてくださったのです。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

関東も先週、梅雨入りし、これからはぐずついた日が多くなりそうです。ただ5月の中旬から安定した気候が続いていたので、このところ8時を過ぎて帰宅する頃には、きれいな月を見上げることができました。

といっても、雲ひとつない月夜というわけではありません。うすい雲が、ちぎれちぎれ空に広がっており、風が吹いていれば、月にかかったり、取れたりと…。この変化がある様子が大変興味深く、目がクギ付けになって、月とその雲たちを見上げなら歩いていました。特に月にかかる雲が、その月の明かりに照らされ光っている時があり、幻想的な美しさに魅入られていました。

そんな時、賛美「月の光」(lyra:アルバム『きっと朝(あした)には』2012年)を思い出しました。「一人で泣いてた夜も、月の光があったように...」とサビの部分を口ずさみ、希望が神様から私たちに注がれていることを覚え、慰めを受けたのですが、同時に、目の前に見える雲を見ながら、私もこの月に照らされて光れているだろうかと考えさせられたのです。

上記の聖書箇所のように、神様は私たちの心を照らして下さり、神様の栄光、すなわちイエスキリストの愛と恵みが内なる輝きとして与えられていると思います。あとは薄雲がそうであるように、強い自我があるがゆえに色々な感情や考えが溢れかえってしまいがちな私自身の「思い」を少しでも薄くして、なんとか神様の素晴らしさを反射できるようなものでありたいと願わされました。そのためには私自身、まだまだキリストの知識、その愛ある真実を心に深く刻んでいきたいと思います。

※6/22 原文に一部追記して掲載

(文=加藤信行 副牧師)


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