今週のトピック

「でこぼこの地を平らにする」2018年 5月 20日

イザヤ書 42章 16節

「わたしは目の見えない者に、
彼らの知らない道を歩ませ、
彼らの知らない通り道を行かせる。
彼らの前でやみを光に、
でこぼこの地を平らにする。
これらのことをわたしがして、
彼らを見捨てない。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

つい最近、自宅と教会の途中にある道路の水道管交換工事が終わりました。工事中はその道が生活道路であったため、昼間に車両通行止めで作業が行われ、朝夕に毎回重機で掘り起こした土砂を返し、コンクリートが簡易で固め直されるという繰り返しが行われていました。その道は見事に「でこぼこ」で、工事をしていない時も絶えず砂や石が道路の脇に散らばっていて、道を使う誰もが早く終わって欲しいと願っていたと思います。

ところが、工事が完了する1日前、もしかしたら2日ぐらい前に、端から見れば突然、真新しいコンクリートが敷かれた工事前よりずっと「平ら」で綺麗な道に生まれ変わった道路が現れました。あまりに急な変化で私は大変驚いてしまったのですが、ふと上記のみことばが頭に思い浮びました。

神様はまだ罪のただ中にいて盲目だった私を、感謝なことに、神と共に歩む道に導いて下さいました。しかし、この(神と共に歩む)道にあっても「でこぼこ」した所、試練や試みに出遭いますし、不安や恐れが心に溢れる時があります。しかしそのような荒れた歩みをも、主は恵みにより「平ら」に変えて下さると聖書は約束しています。私を決して見捨てないと言われる神様に、信じて祈っていく時、速やかに平安が与えられてきたことを今思い出しています。

(文=加藤信行 副牧師)


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