今週のトピック

「春に体育祭、秋に文化祭」2018年 5月 13日

レビ記 23章4-5節

「あなたがたが定期に召集しなければならない聖なる会合、
すなわち主の例祭は次のとおりである。
第一月の十四日には、
夕暮れに過越のいけにえを主にささげる。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

新しい年度になり、教会学校のユースクラス(中高生科)がこれまで以上に、大変にぎやかです。中1の学生たちが加わり、新たに高1の女の子が4月から参加してくれているからです。

そんな中、最近の彼らの共通の話題は体育祭です。私の勝手な思い込みで、秋に「体育祭」だと思っていましたが、よく考えると秋にはどこの学校でも文化祭等の大きな行事が他にあります。またクラスが新しくなったこの時期に、新たな関係性を作る機会として体育祭が年間行事に組まれている事が彼らの話から見えてきました。

一般の学校等で年間スケジュールがあるように、私たち教会においても年間行事を予め決め、準備をしていきます。毎年のことなので、私自身、どうしても機械的にこなしてしまいがちなのですが、学生たちの話を聞きながら、この行事をこの時期に行う意味をしっかりと意識しておかないといけないと改めて考えさせられています。「なぜするか」が大事だと思うのです。

聖書には、神の民イスラエル人に神様ご自身が年間行事である7つの「例祭」を定め、毎年行うようにと命じられたことが記されています。その意図は明快で、自分たちを救い、守って下さっている主を忘れないためであり、各例祭は過去の主の恵みを記念する内容でした。そして同時に、後の世代、まだ主を知らない人たちにその恵みを伝える証しの機会ともなっていたのです。

教会において、全く同じ意図をもって行事を行っていくべきなのだと教えられました。 

(文=加藤信行 副牧師)


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