今週のトピック

「おりにかなった助け」2018年 4月 29日

ヘブル人への手紙 4章16節

「ですから、私たちは、あわれみを受け、
また恵みをいただいて、
おりにかなった助けを受けるために、
大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」

(引用元:聖書 新改訳 2003新日本聖書刊行会)

先週、自宅近くを歩いている時、ある家の庭の満開になったツツジの花々に目が釘付けになりました。2週間前ほどから教会の通り沿いのツツジにも花が咲き出していましたが、満開になると迫力が違います。冬にも落ちなかった青々とした葉っぱが完全に隠れてしまい、白やピンク色の花々だけが所狭しと咲き乱れています。その見事さと力強さは、見入っているこちらに元気を分け与えてくれるかのようでした。

そういえば子どもの頃に通っていた小学校に向かう通学路にもツツジが街路樹として植わっていました。4月下旬、新学年を迎え、高揚感と共に不安が心の片隅に居座る中登校をしていく時、そのツツジたちが心に安心感を与えてくれるかのような香りをたたえ咲き乱れていたことは、幼い私にとって大きな励ましになっていたことを思い起こします。

先聖日、年次総会において副牧師就任が決まり、伝道者として新たな歩みをスタートすることができました。皆様のお祈りと励ましに心から感謝しています。ただ新たなる決意や思いだけでなく、正直言って後ろ向きな不安が付きまとう新たな週を私自身過ごしていたように思います。しかしそのような私を私以上にご存知である神様は、ふとした日常の中でも慰めを与えて下さっていることを覚えます。ツツジの花を思い浮かべながら、これからもおりにかなった助けをいただくために、信仰によって主なる神様だけを信頼し、神様の働きに預かっていきたいと心から思わされています。

(文=加藤信行 副牧師)


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