今週のトピック

「祈りでつながっている」2018年 3月 18日

テモテへの手紙第2 1章 3-4節

「私は、夜昼、
祈りの中であなたのことを絶えず思い起こしては、
先祖以来きよい良心をもって
仕えている神に感謝しています。
私は、あなたの涙を覚えているので、
あなたに会って、
喜びに満たされたいと願っています。」

先聖日(3/11)は東日本大震災から丸7年という特別な日でした。一日を通し、自宅で、教会であの日を境に大きな悲しみを背負い、復興という希望を目指して歩んでおられる方々のために何度も祈る日となりました。特に個人的つながりがあり、最近はお出会いしていない東北でお働きをされている伝道者の先生方や兄弟姉妹のことを改めて思い起こし、生活の守りとお証しの祝福を主に心から祈りました。

とりなしの祈りに主は耳を傾け、御心のうちに必ず答えて下さると、信仰によって信じていますが、使徒パウロが記した手紙を読むと、祈りの祝福はそれだけではないことがわかります。上記のみことばは迫害を前に自分のいのちが風前のともしびとなっていることを自覚していた晩年のパウロが、その愛する弟子テモテに記した手紙の冒頭部分の抜粋なのですが、パウロはテモテのために祈りの時をもちながら、自分自身が大きな慰めをうけていることを感謝しています。それもおそらく、今テモテが涙をもって自分のために祈っていることを思い起こしつつ、-そして会いたいと強く願いつつ- この手紙を記しているのです。

彼らの愛のつながりは、祈りによって確かにつながっていたことを私たちも感じられるのではないでしょうか。そして私たちの祈り合う信仰によっても、同じように互いに大きな慰めと愛を受け取ることができると思うのです。確かに私自身、特別な日に、祈りの祝福が心にあふれました。

(文=加藤信行 伝道師)


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