今週のトピック

「スケート場にて思い馳せる」2018年 2月 18日

ヤコブの手紙 1章 1-3節

「信仰がためされると忍耐が生じるということを、
あなたがたは知っているからです。
その忍耐を完全に働かせなさい。
そうすれば、あなたがたは、
何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、
完全な者となります。」

先週月曜日(2/11)に、毎年恒例になっているCSスケート交わり会を行いました。今年はちょうど開催されている冬季オリンピックの影響もあるのでしょうか、大変多くの方々がスケート場にて来場されていました。その中で特に目に付いたのは幼い子どもたちです。親御さんなどに手をひかれて、怖々とゆっくり氷上を進んでいる姿は大変可愛らしく、健気に頑張っているのですが、よくよく考えてみると誰でも初めはそうだったはずで、きっと滑り続ければうまくなるだろうなと、ふとその過程を頭に思い浮かべました。

初めは立つことも難しい!まず氷の上にいやでも留まりその状態に慣れる必要があるでしょう。そして適切な指導を受けつつ、失敗を繰り返しながらも練習を続けていくことで少しずつ上達していきます。またちょっとしたコツを掴むことさえできれば、自信をもって氷の上を楽しく滑れるようになるはず…。そんな風に考えていると、ふとこの事は私たちの日々の歩み、信仰の成長についても当てはめることができるなと思わされました。

新しいことにチャレンジをしていく時、まず必要とされるのは忍耐だと思います。うまくいかない事が多くても、聖書の御言葉に教えられ、しっかりと事に当たっていきたいと願います。そうするなら、少しずつかもしれませんがあらゆる点で磨かれ、知らず知らずのうちに、それまでは不安だったことがクリアされ、成長していくことができると思うのです。また時に一つのきっかけで大きな変化を自分でも実感できるようになり、ますます新たな歩みを楽しんでいくことができるのではないでしょうか。スケート場で子どもたちを眺めながら、私自身、まずは忍耐を嫌がらず、成長を目指し、地道に挑戦を続けていくものでありたいと考えさせられました。

(文=加藤信行 伝道師)


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