今週のトピック

「ちょっとした気遣い」2018年 2月 11日

ローマ人への手紙 15章 2節

「私たちはひとりひとり、
隣人を喜ばせ、その徳を高め、
その人の益となるようにすべきです。」

1ヶ月ほど前、ネットの記事で「駐車場でドアミラーたたむ?そもそもなんのための電動なのか」というタイトルが目に留まり、なぜか惹きつけられ思わずクリックし一読しました。そこには電動でミラーを畳む機能を開発した企業の担当者、まさに張本人が記者の質問に答える形で、(1)1980年代にドアミラーが登場し、狭い駐車場等で人や物が、車幅より横に突き出たミラーにあたってしまわないようにしなくてはいけなくなったこと、(2)車外に出るなどしてそれを手動で閉じなくてはいけない手間をなくせないかと、電動による格納が考案され、開発されたこと、の2つのことが簡潔に語られていました。

今では広く普及したこの機能ですが、正直、なかったらなかったで何とかなる「ちょっとした」機能のようにも思えます。私自身、自家用車を停める時に、狭いなと思う駐車場であっても避ければいいのだと、あまりミラーを閉じないことも多々ありました。

ほんの10cmほどの違いです。それを手動で閉めるための手間も数十秒ほどでしょう。しかしそのちょっとした不便さを改善するために、当初から表舞台の影で奔走していた方々がおられた事を知り、「ちょっとした気遣い」を私もしなければと触発され、最近は駐車をする度に、ドアミラーを閉じることを心がけています。なるほど、降りた後に余裕をもって車と車の間を歩けますし、何より隣に駐車されている方の助けとなり、益となるわけです。

常々、このような小さな気遣いを喜んでしていくものでありたいと改めて思わされました。

※執筆者が触発されたネット記事はこちら

(文=加藤信行 伝道師)


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