今週のトピック

「弱さを覚えても」2018年 1月21日

詩篇 116篇 9-10,12-13節

「私は生ける者の地で、
主の御前を歩き進もう。
『私は大いに悩んだ』
と言ったときも、私は信じた。...
主が、ことごとく私によくしてくださった
ことについて、私は何をお返ししようか。
私は救いの杯をかかげ、
主の御名を呼び求めよう。」

年末から緊張の糸が切れてしまったかのように、それまで守られていた体調がすぐれない日が続いてしまっています。自己管理の不徹底も含めて、皆様にご心配をお掛けし申し訳ないなと思う気持ちがあると同時に、身体的辛さから心が沈みがちになる時間を覚えています。

だるくて、何もやる気が起きない時に、じゃあ聖書を読もうと携帯のアプリを起動し、ふと読み出したのは旧約聖書の詩篇でした。読み出したところには、ちょうど悩みと苦しみの中で心が沈んでいた人たちが記した詩が続いていました。弱さを前にして、それでも前向きに心が変えられていく中に、確かに信仰があり、かえって力強く主を賛美するものへと導かれていく心の描写は、今の私にとって大きな慰めになりました。同じように、水曜礼拝におけるヨハネの福音書の講解メッセージ(11章)でも、弟の死という悲しみを前にしても、「それでも主にすがりつく」マルタとマリヤの信仰から学ばされ、大変教えられました。

弱さを覚える時があっても、そのような時だからこそ心に響くみことばがあります。そして主が私を支えて下さっていることを実感し、私の心にも賛美があふれてきました。

(文=加藤信行 伝道師)


[ 今週のトピックス一覧に戻る ]