今週のトピック

「無料で頂ける物への驚き」2017年12月31日

エペソ人への手紙 2章 8節

「あなたがたは、恵みのゆえに、
信仰によって救われたのです。
それは、自分自身から出たことではなく、
神からの賜物です。」

先週、教会ではクリスマス礼拝が持たれ、大いなる喜びを多くの方々と共に分かち合うことができ、感謝でした。改めて神様の愛は、取るに足りないこの者の上に注がれ、信仰により、私は無償の贈り物を頂いたのだと、みことばから教えられました。ただ同時に、「神の子が死ぬためにお生まれなる」という贈り物の有り得なさを考えさせられます。

少し前に、年末年始で病院がお休みになる前にと、掛かり付けの医院に行き、常備薬を薬局に買いに行きました。その会計時、ふいに「2018年のカレンダーをお持ち帰りになられますか」と花の写真が付いたずいぶん立派なミニカレンダーを勧められました。私は思わず「何円ですか?」と聞いてしまったのですが、薬剤師さんは笑いながら「もちろん無料ですよ」と教えてくれました。私は少し躊躇しましたが、これはお得だと思い、喜んで持ち帰りました。

小さなカレンダーのプレゼントでさえ、驚きとともに、本当にいいのかなと躊躇してしまう私ですから、正直、神様の恵みの大きさには恐れ多いという思いをも持っています。しかし、贈り物を用意する側はいつだって、相手に喜んで欲しいと切に願い、熱心に準備をするものです。聖書に記されている通り、神様も尊い御子のいのちを犠牲にするほど、私たちのことを思って下さっています。その愛の故に渡された救いの恵みを、信仰により自分のものとし、心から喜んで歩む者でありたいと強く思わされています。

(文=加藤信行 伝道師)


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