マタイの福音書 11章 28節

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、
わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。」

クリスマスに向けてともしび通信の配布をしています。それを手に取られた方が少しでも教会に関心を持ち、一人でも多くの方々がこのクリスマスにイエス・キリストと出会われるようにと願いつつ。

ただその前段階として力を入れてきたのは、ともしびの表紙を少しでも目に留まりやすいデザインにしていくことでした。中身が良いものでも、読まれなければ内容を伝えることはできません。パッと見てすぐにゴミ箱に捨てられないようにする工夫が必要なのです。そのようにデザインをしていくにあたって、参考になるのが街中で見かける看板や、ポスト投函されているチラシ。つい最近も『町田街道』と大きく記された道標看板のデザインに強く感銘を受けました。情報は必要最小限でシンプル。見やすい配色(青と白)ですぐに目に付くその「道しるべ」は、大変参考になるなと、(よく見ている看板なのですが、今更ながら)思わされました。

イエス様の招きのメッセージも大変シンプルです。「わたしのところに来なさい」「休ませてあげます」という優しい呼びかけは、力強く、かつわかりやすいものです。あとはそれが十分に信頼できる言葉なのだと、いかに説得力をもってお伝えできるかなのだと思います。それがデザイン作業における色決め等のプラスアルファの部分(実は一番時間がかかります)であり、伝道全体においては日常の地道な愛のわざの積み重ねと言えると思います。改めて私自身、人々の目に留まるような「地の塩」としての歩みをしていきたいと考えさせられています。

（文＝加藤信行 伝道師）

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