今週のトピック

「せっかく持っているのに」2017年10月08日

第2コリント人への手紙 6章 1節

「私たちは神とともに働く者として、
あなたがたに懇願します。
神の恵みをむだに受けないようにしてください。」

つい先日、アルバイトをしているパソコン相談カウンターに、こんな方がいらっしゃいました。

「1年前に少し奮発して最新のパソコンを買いました。でも自分で初期設定をしていたところ、うまくいかず面倒になり途中でやめてしまいました。今もそのまま使っていません。ただよくよく考えると、このまま使わないで置いておくだけでは、せっかく持っているのに、もったいない気がします。どうすればいいでしょうか?」

このような相談だったと思うのですが、私はすぐに「それは確かにもったいないですね」とお伝えし、「有料ですが、使えるようにお手伝いしましょうか?」とお話ししたところ、その方は大変喜ばれ、早速次に来る時にはパソコンを持って来ると言われ、帰られました。

仕事上の話ではあるのですが、その方の言われていた「せっかく持っているのに」という言葉が私の心をとらえました。上記のみことばに、むだに受けないようにと勧められていますが、私自身、日常生活の中でイエスキリストが私を救って下さったという、その恵みの価値を忘れてしまい、不平不満ばかりが心を占めてしまう時が確かにあります。せっかく「希望」と「守り」を持っているのに、今それを十分に"活用しきれていない"ことは、本当にもったいない事だと言えるでしょう。さらなる恵みが私の中に満ちあふれていくために、少しでも信仰を働かせ、時間を神様に明け渡す(祈りやみことばのために)など、少しの犠牲を惜しまず、恵みをむだにしない歩みをしていきたいです。

(文=加藤信行 伝道師)


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