今週のトピック

「うれしくても流れる涙」2017年08月13日

創世記 45章 2節

「しかし、ヨセフが声をあげて泣いたので、
エジプト人はそれを聞き、
パロの家の者もそれを聞いた。」

先週、夏休み中の息子のためにと思い、家族で子ども向けの映画(アニメ)を観に出かけました。私自身も子どもの頃、よくテレビで観ていたシリーズでしたので楽しみにしていたのですが、期待以上の内容でクライマックスのシーンでは、感動の涙が自然と流れてきました。それも横目で周りを確認すると多くの子ども達や大人も泣いているように見受けられ、友情による奇跡を共に目撃し「うれし涙」を会場中で共有することができました。

今月25日(金)より行う教会キャンプでは、特に創世記に登場するヨセフに注目して、みなさんで学ぶ計画を立てています。上記のみことばは、彼が自分をエジプトに奴隷として売った兄たちと再会し、その兄たちが心から悔い改めていたことを知って、人目をはばからず大声で泣いてしまった場面になります。彼はきっと、主が自分に与えられてきた試練には意味があって、エジプトで地位を得ることができたことではなく、何より家族の和解と回復のためにすべてを働かせて益として下さったことを悟ったのだと思います。そして、その目にはうれし涙があふれたのでしょう。

一人でそのことを考え巡らしているだけでも、私自身も感動を心に覚えました。そして願うのは、多くの方で、このようなみことばの祝福を分かち合うことです。一人でうれし涙を流すより、もっと多くの人で良いものを分かち合えるなら、喜びももっと大きくなると思います。再来週(8/27)には教会でもヨセフの生涯についてキャンプに引き続き取り上げます。彼の心にたまっていた涙のわけをさらに知ることができ、みなさんと分かち合えればと心から願います。

(文=加藤信行 伝道師)


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