今週のトピック

「暑さにめげず」2017年07月16日

エレミヤ書 17章 7-8節

「主に信頼し、主を頼みとする者に祝福があるように。
その人は、水のほとりに植わった木のように、
流れのほとりに根を伸ばし、
暑さが来ても暑さを知らず、葉は茂って、
日照りの年にも心配なく、
いつまでも実をみのらせる。」

7月も中旬になり、暑さも本番を迎えています。私にとって夏は最も苦手な季節で、夏バテにはなりたくないと絶えず意識し、食事の量を増やすなど体調管理を心がけています。

ただ先日このような出来事がありました。ある朝、汗をぬぐいつつ教会の花壇に水あげをしていたのですが、花たちも急な猛暑の訪れにまいっているかのように、全体的に弱っているように見え、またしおれてしまった花びらもかなり見られました。それでまず、たっぷりとホースで水を注ぎ、そしてある方からアドバイスをいただいた通りに、枯れてしまった花弁は全部取り除いてみました。そして作業中に心の中で思ったことは、「花も大変だな」という率直な感想でした。

ただ翌日、その花壇を見て気付いたのですが、しおれていた花々が元気になっているだけでなく、それに加えて、よく見ると新しい花弁とつぼみが増やされていたのです。水をたっぷりあげたこともよかったのでしょうが、何より暑さの中でもへこたれない植物の力強さに改めて感動させられました。

私たちの生活においても、夏の厳しさが避けられないように、逃れられない困難もあると思います。私自身は「しおれ」たら、そこで終わりのように考えやすい者ですが、弱る時があっても「またがんばろう!」という暑さにめげない花々のような歩みを、主の助けによって、実践していくことができればと思わされました。

(文=加藤信行 伝道師)


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