今週のトピック
「うつむき加減だからこそ」2017年05月14日
コリント人への手紙 第2 1章 4節(抜粋)
「神は、どのような苦しみのときにも、
私たちを慰めてくださいます。」
春は大変いい季節なのですが、私には悩みがあります。それは花粉症です。もともとアレルギーが多い体質のため、他の季節でも似たような症状が出るのですが、やはりこの時期は特にひどくなります。それも今年は飛散量が多かったそうです。そのためか、ヒノキ花粉が飛んでいた時期は外を歩くと、マスクをしていても涙が出てきて(メガネまではしていないので)、何より頭がぼーっとしてしまうような状態でした。そうするとどうしても目線が下になり、うつむき加減になりがちでした。よくないとは思うので、上を向こうとは思うのですが、気づくと地面が視界の大半を占めるようになっていました。
そのような時に近くの駐車場に向かって歩いていますと、フワフワと飛んでくるタンポポの綿毛が目に入ってきました。それもたくさんです。風で飛んできたようですが花はどこにも見えません、ずいぶん長い旅をしてきたようです。何かその光景を見て感動させられました。また同時に思ったのは、綿毛は足元の高さを飛んでいましたから、目線が下がっていなければ気づかなかっただろうということです。
どんな時にも慰めを与えてくださる神様が、うつむき加減だからこそ気づける宝物を、このように私に備えてくださっていることを改めて知った瞬間でした。
(文=加藤信行 伝道師)
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