今週のトピック

「一本の桜にも意味がある」2017年04月23日

箴言 16章 4節

「主はすべてのものを、ご自分の目的のために造り、
悪者さえもわざわいの日のために造られた。」

寒さの厳しかった冬も去り、やっと桜が満開になりました。桜が満開になると、毎年近所にもこんなに桜の木が多くあったのかと気づかされ驚きます。桜の花は満開になると本当に綺麗ですが、花期は短く良くて一週間程ですが、今年は咲き始めてから寒い日が多かったためか、二十日以上咲いているそうです。それも長く楽しめて良いことだと喜んでいます。

どうしてこんなに桜の木が多いのか、今まであまり深く考えたこともありませんでしたが、先日病院の待合室で「旅の雑誌」という本を何気なく読んでいたら、「全国の桜の名所」という特集があって、それは、それは日本に多くの「桜の名所があって」、驚かされました。そしてどれも、大きさ、樹齢、形と枝ぶり、色、そして背景の山河まで、まことに見事な桜でした。そして案内に、生涯にぜひ一度は、お出かけ下さいとありました。

私は今まで、こういう招きにはあまり関心がありませんでしたが、なぜか今回は機会があったら是非一度行ってみたいと思いました。それは、桜にも自分にも寿命があり、同じ時代に生きたものとしての共感を覚えたからです。私はやはり日本人なのか、桜には本当に不思議な他の木にはない魅力があるような気がしました。

(文=松本俊雄 牧師)


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