今週のトピック

「こんなに美しい朝に」2017年04月16日

ルカの福音書 24章 6-7節

「ここにはおられません。よみがえられたのです。
まだガリラヤにおられたころ、
お話しになったことを思い出しなさい。
人の子は必ず罪人の手に引き渡され、
十字架につけられ、
三日目によみがえらなければならない。
と言われたでしょう。」

イースター(復活祭)おめでとうございます。主イエス様の復活の記事は聖書の中の最大の出来事であり、奇跡ですが、私たちにとってなかなか信じることが難しいことです。私自身は、信仰を持ってからも長い間、良くわかりませんでした。否定はしませんでしたが「聖書に書いてあるのだから事実なのだろう」と漠然と信じていました。それよりも毎日の生活の問題に忙しくて、あまり深く考えることもありませんでした。それが、ともしび通信にも書きましたが、信仰を持って10年後、教員になった最初の年に、明日の命も知れない重い病を持った子どもとの出会いを通して「復活と永遠のいのち」に心が開かれました。

また、それから程なくして「瞬きの詩人・水野源三さん」の「こんなに美しい朝に、主イエス様はよみがえられた」の詩に出会いました。大変心を動かされて、早速教会にあった、水野源三さんの半生を描いたビデオを見ました。本当に感動しました。それまで、復活の信仰を強調することは、何となく「現実逃避」をするようは気がしていましたが、「水野源三さん」の生涯を思うとそんなことは誰も言えないと思いました。それから30年以上たち、自分も肉体の衰えを覚え、本当に「復活」を待ち望んでいます

(文=松本俊雄 牧師)


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