今週のトピック

「先の者があとになる」2017年04月02日

マタイの福音書 19章 30節

「ただ、先の者があとになり、
あとの者が先になることが多いのです。」

3月は3つの保育園の卒園式が毎週のように土曜日にあり、忙しい日々を過ごしました。卒園式は保育園で最大の行儀です。保育期間が長い子で6年間になりますので、保護者の方々にとっても、成長の証しと良い思い出となりますよう、いろいろ工夫して計画します。その中で、保育園の伝統として、卒園児ひとり一人が、壇に乗って全員の前で一言ずつ「保育園生活で心に残ったことや、これからの自分の夢などについて」話す時を持ちます。涙あり、笑いありで最高の時ですが、ある保育園の場合、卒園児が30名いますので、ずいぶん時間がかかります。そのため式が2時間近くかかってしまいます(ほかの二つの園は1時間半ぐらいですが)。その間、子どもたちも、保護者の方々も座っている訳ですが、今までこれも子ども達にとって忍耐することも教育的価値があると、単純に考えていました。

しかし、今年は別の問題が出てきました。それは昨年来、私自身が腰痛に悩まされ2時間以上座っていられるかという心配が出てきたからです。かと言って、問題が起こる前に、参加を辞退するのも信仰者として「思い煩い(マタイ7章25-34節)」になってしまうのかと思い、結果を神様にゆだねて参加しました。そして、無事守られましたが、これからのことを真剣に考えなければと示されています。また、今回のことを通しても子どもたちの顔が一段と輝いて見えました。

(文=松本俊雄 牧師)


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