今週のトピック

「地軸の23.4度の傾き」2016年11月6日

 創世記 8章 22節

「地の続くかぎり、種まきと刈り入れ、
寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜とは、
止むことはない。」

急に涼しさを通り越して、朝夕は寒いくらいの気候になりました。記録的な猛暑日が続いた6月下旬から7月上旬の日々が嘘のような気がします。この季節の変化はどのようにして起こるのでしょうか。それは地球の地軸が太陽に対して、23.4度傾いているからです。そのため夏には日が高くなり、昼の時間が長く、冬には日が低く、昼が短くなります。また単位面積当たりの太陽エネルギーの照射量に違いが生じ、毎年季節の移り変わりをもたらします。この原理は、だれでもが小学校の理科の時間に習います。では、なぜ地軸が23.4度傾いているのか?となるとこれは、学校では教えてくれません。これはそのまま受け入れるしかありません。

そう考えると、人生も同じような気がします。人の人生は、小さいように思われても、一人一人本当に大きな違いがあります。良いことが続く人もいれば、不幸が続く人もいます。健康な人もいれば、次々と病に苦しむ人もいます。その時、なぜ自分にこんなことが起こるのか?と悩むなら、解決のない悩みの世界に落ち込みます。しかし、反対に理由はわからなくとも、これも「神の摂理ではないか」と神の最善を信じて受け入れるなら、前に進む事が出来ます。神が世界を造られた時、なぜ地軸を真っすぐでなく23.4度傾けられました。その結果、全世界の人々が、季節の変化の恩恵を受けることができるようになりました。神の摂理の不思議さを忘れないようにしたいです。

(文=松本俊雄 牧師)


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