今週のトピック

「目に見えない成長」2016年10月23日

Iコリント人への手紙 3章 7節

「それで、たいせつなのは、
植える者でも水を注ぐ者でもありません。
成長させてくださる神なのです。」

先日、垣根のカナメモチの枝が後ろの家の庭にはみ出し、落ち葉が落ちているのを教えていただき、これは申し訳ないと、早速切る事にしました。垣根からはみ出した枝を切りながら、またすぐに伸びるのだからしばらく刈り込みをしなくて済むように、沢山切っておこうと枝ばかりではなく幹の部分も少し切っておこうと切りました。カナメモチは、会堂の裏でほとんど日も当たらず、あまり成長していないように思っていましたが、植えてから30年ぐらい経ちますので、さすがに切るのに一苦労する程太くなっていました。

木が太くなるのは、毎日見ていてもほとんどかわりません。しかし、何十年か経つと必ず太くなり、木材として多くのものに利用されます。この木のゆっくりした成長を見ていて、信仰の成長も同じだと思いました。信仰の成長は、なかなか目で気が付くような変化なないように思います。そのため、がっかりしたり、焦ったり、失望したりしてしまいますが、何十年と言う長い目で見ると、必ず少しずつ成長し、変化しています。人はどうしても、目に見える植える者や、水を注ぐ人に関心がいって、目に見えない変化をしている成長に気が付きませんが、信仰の目を持って、霊的成長を求め続けて行きたいと願っています。

(文=松本俊雄 牧師)


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