IIコリント人への手紙　5章　14節

「というのは、キリストの愛が
私たちを取り囲んでいるからです。
(キリストの愛我に迫れり。：文語訳)」

先々週の日曜日(9/25)の朝に天に召されたN宣教師の召天式が、翌日の月曜日(9/26)N教会で行われました。急でしたが、私たち夫妻と加藤伝道師で参加することができました。その式は、最初から最後まで伝道集会のようで、思い出のことばの中で、ある先生が「劇的な改心をされた人」として、西村宣教師の思い出を語られ、牧師先生の式辞も、キリストの救いを語る伝道メッセージでした。そして、最後の遺族挨拶の奥様の挨拶も、福音を語るものでした（後で聞いた話では、N宣教師が自分の葬儀は伝道集会にしてほしいとの遺言があったそうです）。

私はそれを聞いていて、上記のみことばを思い出しました。人は不思議なもので、「愛しなさい」と言われてもなかなか実行できませんが、「無条件の愛を一方的に受ける」と、その愛を誰かに伝えざるをえなくなります。N宣教師が５０歳を過ぎてから、伝道献身され、また、だれが考えても困難が予想される宣教師の道を歩まれたのも、「自分のような者を救ってくださったキリストの愛」に押し出されるように、歩まれたのだと深く感動しました。また、５０年前、１９歳で自分が信仰を持った時の感動を再び思い出して、とても励まされました。

（文＝松本俊雄 牧師）

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