箴言 3章　9-10節

「あなたの財産とすべての収穫の初物で、
主をあがめよ。
そうすればあなたの倉は豊かに満たされ、
あなたの酒ぶねは新しいぶどう酒であふれる。」

先週の土曜日(9/9)に栃木の田舎の兄から、荷物が届きました。早速開けてみると、今年の新米でした。お礼の電話をすると、「今年は(今年も)天候不順で大変でしたが、新米が収穫できたので食べてください」と、明るい声で話していました。私は６人兄弟の５番目で、兄は１０歳年上になりますので、兄夫婦の日頃の苦労を思い深く感謝しました。またそれ以上に、初物を収穫する感謝と喜びを分かち合う気持ちを思い嬉しくなりました。

聖書には「初物を捧げる勧め」がたくさん書かれています。私はもともと、感謝や捧げる心はあまりない人間のように感じていました。信仰を持ってから、聖書の勧めがありますから、それなりにするようになりましたが喜びと感謝を持って心から捧げているかと言うと、なかなか自分は程遠いなぁと感じて、どことなく義務感のように感じていました。しかし、ある時「このようにみずから進んでささげる力を保っていたとしても。すべてはあなたから出たのであり、私たちは、御手から出たものをあなたにささげたにすぎません。(歴代誌第１ 29:14)」のダビデのみことばから、すべての物は神の所有物であり、私たちは管理を任されていることを教えられ、神の主権を忘れないためには「感謝と喜んで捧げる心」を忘れてはいけないと強く示されました。

（文＝松本俊雄 牧師）

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