今週のトピック

「目の前の食事に感謝する」2016年08月14日

出エジプト記 16章 31節

「イスラエルの家は、それをマナと名づけた。
それはエコンドロの種のようで、白く、
そのお味は蜜を入れたせんべいのようであった。」

猛暑の到来とともに、いつも食事の用意をしてくれる家内には申し訳ないのですが、食欲不振に陥ってしまいました。食べなければ体力が落ちてしまうのは明らかです。またそれに付随して当然気力も落ちてしまいますからそうなる前に、何とかしなければと思いながら、考えれば考えるほど悪循環に陥ってしまいました。

7月31日(日)朝のCS成人科の学びは、出エジプト16章の「マナ」の学びでした。「マナ」は考えれば考えるほど不思議な食べ物です。40年間、毎日、毎日降るというのも不思議ですし、余分に集めても、次の日には臭くなり食べられなくなりました。さらに、6日目に限っては2日分集め、次の日も食することが出来ました。曜日によって鮮度が変わる食べ物はこの世にはありません。そう考えると、イスラエルの民がマナを食べた40年間は、一日、一日が神の奇跡の御業によって、生かされていたのが良くわかります。

またマナと、うずらの肉だけで40年間、イスラエルの民が養われたのも、考えられないことでしょう。人間は生きて成長するためには、多様は食物(多様な栄養素)が必要です。ただマナが一つの食べ物ですべての栄養素を備えていたとすれば、これもやはり神の特別な御業であったことが分かります。食欲不振などと言わないで、今目の前にある食事にもっと感謝しなければと思いました。

(文=松本俊雄 牧師)


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