今週のトピック

「愛を示さないのは罪」2016年07月31日

マタイの福音書 25章45-46節(抜粋)

「すると、王は彼らに答えて言われた。
『まことに、おまえたちに告げます。
おまえたちが、この最も小さき者たちの
一人にしなかったのは、
わたしに、しなかったのです。』」

ハンナの会奉仕者によるミユージカル劇「靴屋のマルチン」(台本、歌:H姉)がCSサマーフェスタとハンナの会で上演されました。なかなかの力作で一同大いに楽しみました。参加された方々は本当に忙しい中での練習等ご苦労様でした。

このマタイの福音書25章の最も小さな者への愛は、私たちの今までの善悪の基準では、理解できない所があります。この世では、人は悪い事(厳密には刑法にふれること)をするから裁かれます。しかしこの聖書箇所では、何も悪い事をしなくとも、愛を示さなければ、裁きの対象になっています。しかも最後の審判の場面として書いてありますので大変重要です。この基準は、その前述のタラントのたとえでも、預かった1タラントを地の中に隠したしもべも、同じように裁かれています。

この聖書箇所の解釈で、こんなメッセージを聞いたことがあります。「ある公園で、小さな子どもが一人で遊んでいました。そのうち母親が目を離した隙に車が頻繁に通っている車道に出てしまいました。それをあなたが見ていて何もしないでいて、子どもが車にひかれたら責任を感じないでしょうか?」できる限りの愛を示すものになりたいです。(7/26ハンナの会メッセージより要約)

(文=松本俊雄 牧師)


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