今週のトピック

「『つぶやき』に勝利する」2016年06月26日

IIコリント人への手紙 8章 11-12節

「ですから、今、それをし遂げなさい。
喜んでしようと思ったのですから、
持っている物で、それをし遂げることが
できるはずです。もし熱意があるならば、
持たない物によってではなく、
持っている程度に応じて、
それは受納されるのです。」

6月も末になり、新年度も実質的な活動期になって、教会も保育園もいくつかの行事が重なり多忙な日々を過ごしています。それらは3月の新年度計画を立てる時から、わかっていたことでありましたから、計画に従って実行していけば良いのですが、つい自分の弱さに負けて、不平やつぶやきが出てしまうことがあります(実際にはことばには出しませんが、心の中で思ってしまうので同じことだと思います)。

いつもキリスト者にとって最大の敵は「つぶやき」だと思っています。つぶやきは本人自身の祝福を奪うだけでなく、他の人の祝福も奪うからです。イスラエルの民が出エジプトして40年にわたって訓練を受けたのはひとえに、「つぶやかないようになるため」だと思います。しかし、この壁を乗り越えるのは本当に難しいなぁと思います。そこで、もう一度どうしてつぶやいてしまうのか考えてみました。人には同じ困難な状況でも、つぶやく人と、つぶやかない人がいます。どこが違うのでしょうか?どうもつぶやく人は「無いこと」に目を向け、つぶやかない人は「有ること」に目を向けているように感じます。「無いこと」を考えないで、「有ること」を考えるようにし、つぶやきに少しでも勝利したいです。

(文=松本俊雄 牧師)


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