ヨブ記　38章　1-3節

「主はあらしの中からヨブに
答えて仰せられた。
知識もなく言い分を述べて、
摂理を暗くするこの者はだれか。
さあ、あなたは勇士のように
腰に帯をしめよ。
わたしはあなたに尋ねる。
わたしに示せ。わたしが地の基を
定めたとき、あなたはどこにいたのか。
あなたは悟ることができるなら、
告げてみよ。」

４月１４日(木)-１６日(土)に起きた、九州地方の地震には本当に驚きました。特に、余震が最初に来て、その2日後に本震が来て、さらに多くの被害が起きました。誰もがこんなことが起こるとは予想できなかったのではないでしょうか？たしかに報道では、１４日(木)以降、「余震に十分注意してください」と呼びかけていましたが、これ以上大きな地震が起きることや、避難するほどのものが起こるとは予想することができず、最初の地震で弱くなった住宅に留まり、多くの方が被害に遭われました。本当に残念で、悔やみきれないと思います。

聖書には、人間の知識や考えには限りがあり、完全でないことを常に示し、それゆえ、みことばに素直に従うことを何回も教えています。しかし、残念ながら私たちはどうしても、今目の前にある事に忙しく、なかなか先の事を考えて、今の生活を変える決断ができないのが現実のようです。みことばを知っていることが信仰ではなく、みことばを信じ行うことが、今を生きる救いと幸いの道であることを改めて教えられました。

（文＝松本俊雄 牧師）

[ 今週のトピックス一覧に戻る ]