今週のトピック

「冷たい雨の中にも恵みがある」2016年03月27日

IIコリント人への手紙 6章1-2節

「神の恵みをむだに受けないようにしてください。
神は言われます。
『わたしは、恵みの時にあなたに答え、
救いの日にあなたを助けた。』
確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」

3/14(月)は、冷たい雨が降る 寒い一日でした。私は久しぶりに引いた風邪のため体調が悪く、体が重い感じがしていました。その日は所沢で牧師会が開かれることになっており、丁度私が提案をすることになっていましたので、どうしても休む訳にはいきませんでした。また、教会と保育園の年度末の仕事が重なり、なかなか準備が十分できていなかったので、気持ちがだんだん落ち込んできました。お昼頃所沢に着きましたが、雨はだんだん激しくなり、風も強くなって来ました。バス停から教会まではあまり遠くありませんでしたが、だいぶ濡れてしまいました。その時、「これで風邪が重くなったら困るな」と自分のことばかり考えている自分に気付き、「これではいけない。神様を信じてもっと前向きに考えよう」と悔い改め、自分に言い聞かせ、牧師会も何とか守られて終えることができました。

次の日は一転して、一気に春が来たような快晴で穏やかで温かい日になりました。朝、家を出ると前日の大量の雨のためか、道端やご家庭の草花や木々が一斉に芽吹き、梅、早咲きの桜、こぶし、モクレンなどの花が咲いていました。その時、自分が気落ちした冷たい雨の中にも、草花や木々にとっては、春の成長に必要な、大いなる恵みがあったのだと気づかされました。自分のことばかり考えて、恵みを見失わないようにしたいです。

(文=松本俊雄 牧師)


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