ローマ人への手紙　１４章　１節

「あなたがたは信仰の弱い人を
　受け入れなさい。
　その意見をさばいてはいけません。」

加齢のためか物忘れがひどくなってきました。先週の月曜日、久しぶりの休みだったので次回の牧師会で 提案する準備をしようとしたら、テキストにする本が見当たりません。 たしかに前から準備しようと机の上にいつも置いておいたのにと思いながら、カバンや本棚、リビングなど しばらく探しましたがなかなか見つかりません。

記憶をたどってみると、早く準備をしなければと、いつも目に付く机の上に置き、また出かける時は 出先で時間ができたら少しでも準備しようといつもカバンに入れて持ち歩いていました。 どうもそれがいけなかったのか、どこかに置き忘れたのかもしれないと反省しました。

その時、そのうち出てくるだろうと思う反面、そんな自分を許せない自分がむくむくと出て来て、 探すことを止めることができなくなりました。 その時、こんな事をしていたら自滅の道かもしれないと言う思いが出てきました。 そして、上記のみことばが思い起こされ「自分は自分の弱さを自分で受け入れていないのかもしれない」 と示されました。 信仰の弱い人を受け入れ合うことは、交わりの最低原則ですが、一番肝心な 「自分の弱さを自分で受け入れなければならない」ことを忘れてはいけないと思います。

探していた本は、家内に話したら簡単に私の種類入れから探してくれました。自滅しなくて良かったと思いました。

（文＝松本俊雄 牧師）

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