今週のトピック

「神のなさることは美しい」2017年10月15日

伝道者の書 3章 11節(抜粋)

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」

秋が深まりつつある日々ですが、私にとってこの時期ならではの楽しみがあります。それはクライマックスを迎えるプロ野球の試合観戦です。子どもの頃、入院していた病院で看護師の方々と日本シリーズを観戦し(埼玉在住で西武ライオンズをみんなで応援)、選手たちの涙と精一杯のプレーに大きな感動を覚えて以来、スポーツ観戦もそうですが、その背景にある選手たちの思いや、積み重ねて来た成績などのデータを調べることが私の趣味(マニア?)の1つになりました。

今年も、ドラマチックな試合が展開されることを期待しつつ、先に始まった米国のシリーズ結果を検索していたところ、見出しに昨年現役引退した黒田元投手に触れたニュースがあり驚きました。すでにプレーをしていないので不思議に思い、関連の記事を調べていくと、あるチームの投手が努力家の黒田氏から大きな影響を受け、その思いを受け継ぎ今まさにシリーズを戦っている事がわかってきました。日本でも黒田氏が引退し、その残されたチームが、彼が果たせなかった日本一への思いを胸に、来る日本シリーズに向けて待機をしています。その日米の頂点を目指す選手たちの共通の背景を覚えると熱いものを感じざるを得ません。

それだけでなく私自身が示されたのは、筋書きのないストーリーとも言われるスポーツにおいて、人同士の繋がりがあるのだという事と同時に、すべてを備えられる方がどう考えてもおられるんじゃないか、という確信を持てるという事です。そしてスポーツの世界にあってもこのような美しいストーリーがあるならば、信仰の世界においてはなおのこと、「神のなさることは美しい」と私たちは自分の人生を振り返って言える日が来ると信じたいと思います。そして、多くの選手に良い影響を与えている黒田氏のように、私も神様の御手の中で少しでも人々のために用いられるため、一層、努力をしなければと考えさせられました。

※筆者が参考にしたコラム記事は、こちらです。
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/161103_1.html
奇跡体験!アンビリーバボー 2016年11月3日オンエア「世界が生き様に注目・黒田投手!知られざる半生」

(文=加藤信行 伝道師)


[ 今週のトピックス一覧に戻る ]