今週のトピック

「自分自身が失格者ならないように」2017年01月15日

第1コリント人への手紙 9章 27節

「私は自分のからだを打ちたたいて従わせます。
それは、私がほかの人に宣べ伝えておきながら、
自分自身が失格者になるようなことのないためです。」

先聖日(2/8)の夜7時ごろ、教会からの帰り道は天気情報通り、本降りの冷たい雨が降っていました。そのためか、一日の疲れも重なり落ち込んだ、かなり暗い気持ちになってしまいました。そして、つい「雨はいやだなー」とつぶやきが出そうになりました。しかし、その日のメッセージは詩篇103篇の「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」の箇所でしたので、気を取り直して、「今日は雪でなくて良かった」と言うことができました。そう言い終わってから、自分の信仰は「なんと表面だけなのか」と改めて示されました。

以前、「伝道者は喜びを伝える働きをしているのに、世界で一番不幸な顔をしている」ということばを聞いて、納得と同時に深く反省しました。それから講壇に立つ前や人に会う前には、なるべく鏡の前に立って「自分はいまどんな顔をしているのか」を注意するようにしていますが、それも単に表情だけを整えるなら、それはむなしいと思います。みことばは、どこまでも頭で理解するものではなく、心に感じて自分の感情や言行に現していかなければならないものであると思います。上記のみことばは。使徒パウロのことばですが、彼ほどの人物さえ「自分を打ちたたいて従わせる」のですから、自分も少しでも見習わなければと思っています。

(文=松本俊雄 牧師)


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