今週のトピック

「雑草の種は目には見えませんが」2016年09月11日

ヘブル人への手紙 12章 15節

「そのためには、あなたがたはよく監督して、
だれも神の恵みから落ちる者がないように、
また、苦い根が芽を出して悩ましたり、
これによって多くの人が汚されたりすることのないように...」

今年の夏は雨が多く、高温の日が多いためか、花壇や駐車場の雑草の伸びるのが早いです。暑い中、頑張って草取りをしても、4-5日経つと、また元のように生えてしまいます。そこでまた頑張って草取りをします。ところが、また4-5日で生えてしまいます。どうしてこんなに雑草が生えて来るのでしょうか?理由は簡単です。目には見えませんが、土の中には無数の雑草の種があって、機会があれば芽を出し、成長し、花を咲かせ、種を実らせ、子孫を残そうとしているからでしょう。

考えてみればこれは私たちの罪と同じかもしれません。私たちには目には見えませんが、残念ながら罪の種があります。そして、機会があれば芽を出し、成長し、私たちを支配しようとしています。ですから種は見えませんが、芽はわかりますので気が付いたらできるだけ早く摘んでしまうことです。これは、時によっては大きな勇気と決断(または犠牲)が必要かもしれません。私自身、示されながら長い間あいまいにしておいて、後で、大きな代償を払わなければならない時が、何回かありました。その結果、周りや教会の方々に、大変な苦労や心配をかけたことがあります。罪の種は見えませんがないのではなく、わからないだけです。芽を出したら早く気付いて、抜き取る勇気を持ちたいです。

(文=松本俊雄 牧師)


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