今週のトピック

「レント(受難節)」2016年02月21日

マルコの福音書 14章37-38節

「それから、イエスは戻って来て、彼らの眠っている
のを見つけ、ペテロに言われた。
『シモン。眠っているのか。一時間でも目をさまして
いることができなかったのか。誘惑に陥らないように、
目をさまして、祈り続けなさい。
心は燃えていても、肉体は弱いからです。』」

教会歴では、先週の水曜日(2/10)よりレント(受難節)が始まりました。四旬節(しじゅんせつ)とも言われます。これは復活祭(イースター)の46日前(四旬とは40日のことですが、日曜日を除いて40日を数えるので46日前からとなります)から始まり、主イエス様の苦しみを覚える期間とされています。今年のイースターは3月27日(日)ですので、少し早く始まりました。

今現在、形式的に守る必要はありませんが、私たちは毎日、目の前のことで慌ただしくしていますので、「主イエス様の苦しみを意識的に覚える」と言う意味で、普段と違うことを、生活の一部に取り入れることは有益だと思います。昨年は、この期間意識して大変な事や、難しいことを先送りしないで、まずやろうと決めて生活しましたが、完璧とはいきませんでしたが、少しはできたように思います。それは先送りしたい思いが出て来た時、少しイエス様の苦しみを思い出すようになったからです。

また、それよりも主イエス様の苦しみを思い出すことによって、誘惑から守られたことが少しできたようにも思われました。主イエス様の苦しみを覚えることは、信仰的に「目をさましている」大切な事だと思いました

(文=松本俊雄 牧師)


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